1.はじめに |
自作したパソコンにはHDDの冷却用に2コファンを取り付けてある
このファンの効果は・・・と言うことで調べてみた
温度計測に使用したソフトは下記からダウンロードできる
Mam's S.M.A.R.T Reader(1.1) [2013/05/08更新]
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2.温度の測定結果 |
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ファンの回転中は36℃付近で落ち着いている
ファンをOffにするとHDDの温度は44℃まで上昇する。
再度ファンを回転させると36℃程度に下がってくる。つまりファンの効果は十分にあるということだ
この時の室温は21℃くらい
前面で2コのファンが回転しているとちょっとうるさい。後日ファンコントローラーの設置を検討してみよう |
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この図は常用のパソコンの温度測定値
38〜39℃付近で安定している。ここで少し暖房を強くしてみた
そうすると室温の上昇と共にHDDの温度も上昇していくことが判る。この時の室温はほぼ22℃
夏場、室温が30℃にもなるとHDDは50℃を超してしまうだろう |
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それではミニノートパソコン(FRONTIER FRNU304)はどうだろう・・・と同じような測定をしてみた
予想以上に温度は低かった。37〜38℃で安定している |
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3.あとがき |
自作パソコンでファンを取り付けたので「ファンの効果は・・・」と調べてみた結果である
それなりの効果はあった
常用のパソコンについては後ろに一台、左側面に吸気・排気がそれぞれ取り付けられている
HDDの場所にはファンがない
ここで改めて自作の場合のケースの選び方が重要であることが理解できた
ケース内の空気の流れについても見ておくべきだと思った
今回は特に意識してケースを選択したわけではないが、温度のことを考えるとよい選択をしたものと思う
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2009/12/26 |
4.追記 |
連日30℃を超す暑さで、常用(MainPC)のパソコンのHDD温度を測定してみると、心配したとおり50℃を超している
一方ビデオ用のパソコンは42〜43℃で安定している。これはすでに説明してあるように、HDDを直接ファンで冷却する方式のケースを使用しているためである
それでは常用(MainPC)のパソコンもビデオ用と同じケースに交換しようと言うことになった
使用したケースは
Antec Solo White である
下記はその結果である
予想通り、今まで50℃を越えていたのが、42〜43℃以下で安定していることが実証された
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ケースを交換する前の状態で50℃を遙かに超えている
「55℃を超えるとHDDの寿命が短くなります」というコメントが表示される |
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ケースを交換した後の温度状況
42〜43℃で温度も安定している
室内の温度は32℃である |
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以上のようにHDDをファンで直接冷却する構造のケースに交換することによって、HDDの高温対策には大変効果があった
これで暑い夏でも安心してパソコンを操作できる
参考までに下記はほぼ同時刻のビデオ用パソコンの場合である |
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これはビデオ用のパソコン
これも温度が50℃を超えることなく安定している
室内の温度は32℃である |
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2010/07/28追記 |